昔の人の体つき
column
- コラム
便利になりすぎた現代社会に対して
警鐘を鳴らし続けているこちらのコラム。
今回は昔の人と現代人を比べてみます。
昔の人はどんな体をしていたのでしょうか?
そして現代の私たちとの違いは?
比べてみると皮肉なことが分かってきました。
原始的な生活の方が正常
今でも原始的な生活に近い暮らし方を
している少数民族の方達は、
歳を取っても、腹筋が自然と割れていたり、
うつ病や腰痛がなかったりという報告があります。
バーベルやトレッドミルがない生活なのに!です。
彼らが正常で、私たちが異常の可能性は大いにあります。
街を歩いている小太りの人たちを眺めていると、
それが普通に見えてきますがそれは違うようです。
異常に気付けなくなってしまっているのでしょう。
昔の人は怪物!?
7000年前のヒトの太ももとスネの骨を
分析してみた研究があります。
当時の平均的なヒトの骨量、強度は
現在の長距離走者レベルだったということです。
しかもそれは「平均値」!
その中でもとりわけ鍛え上げられた体を持ったものは、
現在のトップアスリートを
超えていたことがわかりました。
研究者は、昔のヒトの体を
「怪物」と評しています。
当時は治療法や薬がなくて、
致命的な怪我や感染症に対しては弱かったと
考えられています。
その点は現代の方が優れていますが、
それ以外は、現在よりも身体の状態が
良かった可能性は非常に高いですね。
なんとも皮肉ですね。
私たちはもっとできる!
昔に比べて便利になった反面、
私たちの運動量は劇的に不足しています。
ですが人体のポテンシャルとしては、
まだまだ増やして大丈夫とも
言い換えられるのではないでしょうか。
1日体を動かして、疲れたしんどい、
歳だからという人もいますが、
昔はもっとやれていたと思います。
私たちはもっとできるのです。
普段から体を動かし、ちゃんと疲れて、
さっさと寝ましょう。
【顧問医師】